はじめに:あれこれ手を出して見えなくなっていたゴール
「宅建士も取りたいし、ITパスポートも挑戦したいし、FP(ファイナンシャルプランナー)も面白そう」——。40代になったわたしは、これまでずっと「資格を取ること=自分を高めること」と信じてきました。キャリアの幅を広げたい、知識を増やしたい、自分に自信を持ちたい……そんな気持ちから、勉強する資格のリストはどんどん増えていきました。
ところが、いざ始めてみるとテキストの山とスケジュールに追われ、頭の中はごちゃごちゃ。どれも中途半端な状態になり、「二兎追う者は一兎も得ず」という言葉がリアルに胸に突き刺さりました。
資格に挑戦することは悪いことじゃない。でも…
資格試験に挑戦すること自体は悪くありません。実際、宅建士の勉強をしていたときには不動産関連の知識が増え、生活にも役立つ情報を得られましたし、ITパスポートの勉強ではITの基礎やセキュリティの知識が身につきました。
しかし、問題は「同時に手を出しすぎたこと」でした。仕事や家事がある中で複数の資格に手を出せば、時間も集中力も分散されます。やる気の炎は次第に弱まり、結局どれも成果が出ない状態に…。
「二兎追う者は一兎も得ず」とはまさにこのこと
昔からのことわざを実感したのはこのときです。二兎を追うとは、欲張って二つを同時に狙ってどちらも手に入れられないこと。実際、わたしは「宅建士」と「ITパスポート」だけでなく、簿記やFPなども同時に調べていたため、頭の中は混乱しモチベーションも下がってしまいました。
「資格を取ること」が目的のはずだったのに、いつしか「資格勉強をしている自分」に満足していただけだったのかもしれません。
気づき:ブログに全力を注ぐという選択
そんな時に、ふと気づいたのです。わたしにはもう一つ「続けていること」があるじゃないかと。それが、このブログです。資格勉強の合間に細々と書いていたブログは、意外にも読者の反応があり、自分自身も楽しめていました。
そこで決めました。「資格取得よりも、今はブログに全力を注ごう」と。
なぜブログに全力を注ぐことにしたのか
- 積み上げが見える
資格は合格するまで成果が見えづらいですが、ブログは記事を公開するたびに自分の資産になります。読者の反応やアクセス数も見えるので達成感が得やすいです。
「小さな目標」から始めることにした
とはいえ、いきなり長文記事を毎日更新するのは大変です。そこで、まずはタイピング練習という小さな目標から始めることにしました。
無料で使えるタイピングアプリやWebサービスを調べ、毎日少しずつ練習していく予定です。ブラインドタッチが速くなれば記事執筆もスムーズになりますし、文章を考えることに集中できるようになります。
無料で使えるタイピング練習アプリ・サイトの例
- 寿司打(すしだ):ゲーム感覚でタイピング練習できる有名サイト
- e-typing:レベルチェックやランキング機能もある本格派
- TypingClub:英語も含めてタイピング練習できる海外サービス
これらを使って、毎日10分でも継続して練習することが目標です。
今後のブログ方針(模索中)
ブログの方向性はまだ模索中ですが、これまでの経験を踏まえ、こんなテーマで書いていこうと思っています。
- 資格勉強のリアルな体験談(宅建士・ITパスポートなど)
- 40代からの学び直し・キャリアチェンジ
- 勉強やブログ運営に役立つツール・アプリ紹介
「資格にとらわれすぎない」生き方
資格は人生を豊かにするツールの一つに過ぎません。大切なのは「なぜその資格を取るのか」という目的です。目的を見失い、ただ資格を増やすこと自体がゴールになってしまうと、結局しんどくなるだけです。
わたしの場合、「知識を増やしたい」「自分に自信を持ちたい」という気持ちが出発点でしたが、今は「ブログを通じて人に伝えたい」「自分の経験を活かしたい」という方向にシフトしつつあります。
まとめ:小さな一歩から未来は変わる
- 資格勉強に同時に手を出しすぎて「二兎追う者は一兎も得ず」を実感
- そこで気づいた「ブログに全力投球する」という新しい選択
- まずはタイピング練習からという小さな一歩
- 自分の経験をブログに書くことで学びが資産になる
40代になっても、新しいことに挑戦したり方向転換したりすることは決して遅くありません。むしろ経験がある分、より実践的な情報を発信できる強みがあります。
資格取得という道にこだわらず、自分が本当にやりたいこと・続けたいことに集中することで、人生の第二章がもっと豊かになるはずです。わたしもこのブログを通して、そんな自分の歩みを記録し、同じように悩んでいる誰かの背中を押せたらと思っています。
